主にFacebookで共有した情報をここでご紹介します。中国の現状をご理解いただくのに役立つ映画やドラマやアニメも併せて取り上げています。
昨日(1月23日)所用で地下鉄羅湖駅を利用した際に荷物検査だけでなく、おでこに機器を当てるだけで瞬時に体温を計測できる機器にて検温をされました。 昨日は、地下鉄の福田口岸駅と羅湖駅を利用しましたが、検温をしていたのは羅湖駅だけでした。香港と接続している福田口岸駅は、チェックポイント(中国語で口岸)なので、香港から来る人は既に体温計測機器がチェックポイントに設置されています。 一方、羅湖駅は香港とも接続しているのですが、隣接する東莞市、広東省省都の広州市とも接続しており、深セン市にとって大きな玄関口の1つです。 ここからは推測ですが、おそらく深セン市当局としても水際作戦として何とか中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの拡散を防ごうとしているのだと思います。広州在住の日本人の方からの微信情報によれば、広州市でも昨日地下鉄乗車時に検温をされたとのことでした。昨日午前10時に武漢市の交通遮断(中国語で封城)が実施されたことを受けてからの行動であるならば、広州市も深セン市もこれまでにないくらいの迅速な対応であり、当局の問題対応への緊張感が伝わってくるようでもあります。 ちなみに春節は嫁さんとも相談して、基本的に自宅にて状況の推移を見守ることとなりました。本日は中国の大晦日(中国語で除夕)なので、嫁さんと朝から1週間分の食料の買い出し、大掃除の総仕上げと大晦日のご馳走作りでバタバタしていました。今は、一休みしているとことですが、何とか中国式のお正月を迎えられそうです! 追伸:写真はこの文章を書いている際に日本の外務省から受信したメールです。現地の領事館に「在留届」を出しているのでメールが配信されました。
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昨日(1月24日)は朝から嫁さんと中国の年越し準備でバタバタしていました。おそらく中国ではどこのお家でも日中は同じようにしていたと思います。少しゆっくり過ごせるようになったのは夕方からでした。 春晩は、日本の紅白歌合戦に相当するような中国の国民的な年越し番組です。今年の春晩で特に印象に残ったのは2つで、1つは「頑張ろう武漢」でした。 「頑張ろう武漢」では、2019年12月29日に最初の患者を受け入れてからずっと現場の医療機関が奮闘していることを紹介していました。新型コロナウイルスとの戦いであるとされて、下記のようなスローガンが放送されました!
特に3つ目は、私もそうなってほしいと思いますし、番組を視聴している全ての中国人の願いです。 でも、今できることは、事態の推移を冷静に判断して、家族を守るためにできる対応をすることだけです。 広州や深センのような大都市なら地方政府当局も冷静な対応がある程度できそうですが、中国大陸は大都市だけではないので、ウイルス拡散の抑制が中国全人民レベルでどこまで徹底できるのかには不安が残ります!
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春晩は、日本の紅白歌合戦に相当するような中国の国民的な年越し番組です。今年の春晩で特に印象に残ったのは2つで、1つは「頑張ろう武漢」で、もう1つはジャッキーチェンです。 ジャッキーチェンは今年の春晩では、粤港澳大湾区の春節分会場からの参加のようで、大型客船にて多勢の出演者と一体となった広東語をメインにした素晴らしいステージを披露しました。香港を意識したのか、一部は他の出演者による英語の歌唱もありました! もちろんジャッキーチェンは、中国香港を代表する有名人です。中国大陸と一体となって香港がこれからも発展していく未来を思い浮かべてしまうような非常に華やかな演出でした。どなたが演出されたのかわかりませんでしたが、きっと非常に著名な、或いは才能のある方が演出したのだろうと感じました。 でも、もし香港を大型客船にて喩えるなら、その客船の舵取りは誰がして、その客船の今後の航路はどうなるのか、残念ながらそのステージに答えがあるわけではありません。 但し、香港が客船であるなら、一時的に母港と距離を取ることができそうですし、2003年SARSを経験して獲得した教訓を活かして、乗組員が一致団結して、今回の新型コロナウイルスの拡散を最小限度に抑えてくれることに期待感があります。嵐に遭遇して、乗組員が協力できない船は最悪の場合、沈没を覚悟しなければならないからです! 今回のまとめ:今年の香港は“人間万事塞翁が馬”になるかもしれません!
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【中国語原文】 武漢一医生感染新冠肺炎 新年第一天去世!
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昨日(1月24日)、中国携帯電話大手の中国移動(10086)を経由して、14:59にショートメールが配信されました。写真は、ショートメールの中国語原文です。 目下、新コロナウイルスの感染による肺炎の防疫における非常に重要な時期です。市民の皆様は下記にご注意ください!
これらの情報はもちろんスマホ等における中国の主要コミュニケーションアプリである微信(WeChat)やホームページ等のネット上には至る所で掲載されていますが、例えばスマホを使っていないような情報弱者を想定して、いわゆるガラケーでも受信できるように敢えてショートメールで配信されたことが推察されます。 個人的には可能な限りできるだけ多くの人に正確な情報を伝えるための当局の努力として大変素晴らしいと思いました。 蛇足になるかもしれませんが、本日(1月25日)の産経新聞朝刊には「新型肺炎デマ拡散」という記事が掲載されており、日本でも正確な情報が伝わらない状況があるようです。 中国深センでも数日前に微信にて無料でマスクを配布している医療機関のリストが複数の個人名義と思われる微信アカウントから配信されましたが、翌日には一部のアカウントで事実ではないという訂正配信がありました。結局のところ、全くのデマだったのか、それとも一部は無料配布されたのか等、事実がどうだったのか私には分かりません! このような時こそ冷静に情報を判断することが必要ですし、当局側はできるだけ多くの人に情報発信できる手段を確保しておくことは非常に重要だと思います。
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香港のある保護者の嘆きです。 香港は2019年9月から新学年が始まりました。春節(旧正月)明けから本格的に2020年7月までの後期新学期が始まるそうです。 ネット上の匿名の投稿ですが、今の香港の保護者の心境をユーモアも交えながら、的確に表現していると思います。 一般的な香港市民の声として、ご紹介します。
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問題に直面した場合に過去の事例から対応の手がかりを見つけるのは1つの方法です。 SARSは2003年に中国北京で経験し、約半年程度で収束し、日本に一時帰国することもなく、どうにか乗り越えられました。たまたまそのような個人的な経験があったので、無意識のうちに現在進行中の武漢で発生した新型コロナウイルスの感染による肺炎(以下、新型肺炎と略称)は最悪でもSARSと同程度であろうと思い込んでいたようです。 改めてネット検索をしてSARSについて調べるとSARSは2003年の発生ではなく、2002年11月の発生から2003年7月5日のWHOによる収束宣言まで約9ヶ月でしたし、感染は世界32ヶ国(日本はなし)で8,096名、死亡は774名、致死率は9.6%でした。 一方、新型肺炎は2019年12月から発生しているようで、中国全土の本日(1月27日)までの集計で感染は2,780名(日本における中国人観光客等4名が含まれているかは不明)死亡は81名、致死率は2.9%(WHO予想は3%前後)のようです。 感染しても52名が回復しているようですし、現状の致死率はSARSよりも低いので、冷静に必要な対処ができれば、今回も大丈夫だろうという楽観がありました。 日本語だけでなく、中国語のニュースにも注意すると既に1918年のスペイン風邪(英語でSpanish Ful、中国語で西班牙流感)にも関心が集まっているようです。 スペイン風邪は世界人口が17億人の時代に10億人が感染し、死亡は2,500万から4,000万人とされ、平均的な致死率は2.5%から5%で地域差があったようです。期間は1918年3月から1920年春まで約2年にわたり、3波に分かれて起こりました。 新型肺炎がSARSとスペイン風邪のどちらに似ているのかを考えるのはあまり意味がありません。SARSとスペイン風邪のどちらに似ていても対処できるようにするのが理想です! それから、過去と現在では医療や交通の発展に相違があることも考慮しなけばなりません。 現代の医療が100年前と17年前よりも進歩していることは間違えありません。 しかし、新型肺炎は人類の交通手段が、100年前と17年前よりも進歩していることが裏目に出ています。 問題に直面している私達は、100年前と17年前よりも理性的な対応ができるようになっているのか? その答えはこれから明らかになっていきます!
参考資料:
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日本では2011年3月11日に発生した東日本大震災の後で再注目された書籍だそうです。 NHKの教育番組「100分 de 名著」に取り上げられており、中国大陸では動画サイトのbilibliで無料閲覧できます。 以前、視聴したことがあるのですが、時間ができたので再視聴しました。 CAMUSの”LA PESTE”は、集団的な不条理に襲われた時に人間がどう対処するのかの物語です。 印象に残った部分を下記に引用します。
Aは当局の役人で、Bは医師のようです。 小説の対話なので虚構ですが、”PESTE”を〇〇〇〇に、XXを適当な数字に置き換えれば、リアリティーのあるセリフに聞こえます! |
写真2-8:LA PESTE(1) |
写真2-9:LA PESTE(2) |
写真2-10:LA PESTE(3) |
写真2-11:LA PESTE(4) |
写真2-12:LA PESTE(5) |
写真2-13:LA PESTE(6) |
CAMUSの”LA PESTE”は、集団的な不条理に襲われた時に人間がどう対処するのかの物語です。 印象に残った部分を下記に引用します。
幸い現代は、高度情報化社会で、袋の鼠になってもFacebookやTwitterで情報を収集し、また現地の状況を発信することができます!
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CAMUSの”LA PESTE”は、集団的な不条理に襲われた時に人間がどう対処するのかの物語です。 印象に残った部分を下記に引用します。
今回のまとめ:個人がためらいながらも誠実に最善を尽くすことの結果として連帯できることが理想です!
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今朝(1月28日)「産経新聞朝刊」で新型肺炎と他の感染症との比較記事がありました(写真参照)。 MERSによる感染抑止を取り扱ったドラマとしては表題の「アンナチュラル」が記憶に新しいところです。 中国大陸では動画サイトのbilibliで第1話のみですが、無料閲覧できます。 皆さん既にご存知でしょうが、ドラマで紹介している感染対策は新型肺炎にも有効だと思います!
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「アンナチュラル」は、ヒロインの三澄ミコトを演じる石原さとみさんの食事シーンが印象的なドラマです。 個人的にはしっかり食事をすることが、健康を維持する基本であり、不条理な現実に挫けずに格闘し続けるために必要だからと理解しました。 特に印象的なのは下記のセリフです。
今回のまとめ:腹が減っては戦ができぬ!。
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「アンナチュラル」は、UDIラボ所長の神倉保夫を演じる松重豊さんや脇役のトップが決断を迫られるドラマです。トップは組織を継続させる責任があり、もちろん個人でもあるので、保身もします。しかし、不条理な現実から逃避せずに「賢明な判断」をすることは、トップにとって鼎の軽重を問われる最も重要な役目です! 特に印象的なのは下記のセリフです。
今回のまとめ:どこの国であっても国民が不条理な死を迎えることがない社会が理想です!
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広東省のサラリーマンの戸惑いです。 微信にて配信された投稿ですが、今の広東省のサラリーマンの心境をユーモアも交えながら、的確に表現していると思います。 一般的な広東省市民の声として、ご紹介します。
訳者注1:一昨日は1月26日で休みが5日だと1月31日(金)が出勤日でした。日本の新聞でも中国大陸の春節休暇を1月24日(金)〜1月30日(木)と紹介しています。 訳者注2:昨日は1月27日で休みが7日だと2月3日(月)出勤でした。深センの取引銀行は1月31日(金)が出勤日でしたが、2月3日(月)に出勤日が変更になったことを微信にて連絡してきました。 訳者注3:本日は1月28日で休みが13日だと2月10日(月)出勤です。広東省人民政府から添付写真の通知が出ましたので、基本的に広東省の企業は2月10日(月)出勤になりました。深センの取引銀行から明日また微信にて連絡がありそうです。
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現在ネット上では鐘南山先生の新型肺炎コメントが拡散しているようです。 ネット情報は、誤解やデマが混ざる可能性があるので、テンセントニュースで配信された9:23の動画も閲覧しました。私が重要だと思ったポイントは下記の3点です。
医学は進歩しているので、鐘南山先生は2002年のSARSと同様に感染拡大を阻止できると考えているようです。 もちろん私も1日も早くそうなることを希望しています でも、交通も進歩しているので、約17年には想像もできなかったようなスピードで中国国内だけでなく、全世界に拡散する可能性もあります。 残念ながら、こちらにはノーコメントでした。 不要な混乱を避けるためにコメントを差し控えたのかもしれません。 それから、医学者も科学者であるなら、日常でも非常時でも事実に基づいて冷静に判断する態度(中国語で実事求是)が重要です。 個人的な感想としては、鐘南山先生のコメントが中国の方の需要に応えたコメントで、医者ならもう少し「良薬は口に苦し」であっても良かったのではないかと感じました。 下記のリンク先も併せてご参考ください。
特に1つ目のリンク先(資料1)は閲覧時に涙を堪えられませんでした。 個人的には最前線の事実だと思います。 このような報道が問題なくできる間は、中国はきっと今回の新型肺炎にも挫けずに最終的に収束させられると思っています!
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中国の奥さんの驚きです。 微信にて配信された投稿ですが、中国の一部奥さんにはクリティカルヒットしているようです。 ごく一部の声ですが、新型肺炎は悪いことばかりではないことの一例として、ご紹介します。
訳者注:蛇足になりそうですが、若干補足します。中国大陸は、男女共働きが多いので、日本で中国は家事の分担が日本よりもよくされていると認識されていると思います。一般的にはその認識でいいと思いますが、もちろん中国のすべてのご家庭が家事分担をしているわけではないので、ごく一部には、全く家事をされないご主人もいるようです。つまり、中国のご主人の多数派が家事分担をする状況でもこれまでずっとしてこなかった非常に強者(又は、武士(もののふ))なご主人ですら、新型肺炎の状況下では家事を始めたのです。現在直面している新型肺炎が非日常的で、ありえない事態であるがゆえにとある中国のご家庭内ではご主人が家事を始めるという非日常的で、ありえない事態まで発生したという驚きが中国語原文の3つの苦笑い顔文字に集約されているように感じ私は”クスッ”と笑ってしまいました。そしてこんな笑い(又はユーモア)が精神ケアの一環として持久作戦には必要だと思います。 |
中国のある消費者の不安です。 昨日(1月29日)微信で配信されたネットユーザーの原文に”政府は充分に供給できると言うけれど...”があります。 どこのご家庭でも春節前の買いだめがそろそろ心許なくなったので、マスクをして食料補給に行くタイミングを考えていたはずです。 我が家は本日(1月30日)早朝近所の小規模スーパーに買い出しに行ってきました。 昨日までは特に春節休み中も開店していたお店で食料、特に生鮮野菜の売り切れが続出したようです。 しかし、本日ぐらいからは休み明けになるお店も増え、政府が言う通りに供給量としてはほぼ十分なようです。 但し、広州市のネット情報も含めると一部店舗における一部商品の品切れ、品薄、割高は継続しているようです。 個人的にはとりあえず食料補給に一安心です。
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こういうニュースを待っていました!
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昨日(1月30日)の産経新聞朝刊に掲載された比較的小さな記事です。
日本政府はもちろん日本人の生命を守るべきですが、日本人だけでなく、中国人の生命も守れるなら、どちらも守れるのが最善です。 一方で、もし日本で普通に働いていた日本人が「新型肺炎」で1人でもなくなってしまうことがあれば、それは亡くなった方とそのご遺族にとって不条理な死になってしまいます。 ”個人がためらいながらも誠実に最善を尽くすこと”をTwitterとFacebookに理想と書きました。 ”政府が(ためらいながらも)誠実に最善を尽くすこと”が個人と同様なのかは保留します。 どこの国でも国民が不条理な死を迎えることがない社会が理想だからです! でも、個人の感情としては、日本政府のような判断をする個人がいるとしたら、私は嫌いではありません。 |
写真2-41:産経新聞「中国人客の短期ビザ更新」2020年1月30日 |
政府が誠実に最善を尽くすことの結果として(国際的に)連帯できるならそれが最善ですが、現実はなかなかそうなりません。 本日(1月31日)の日経新聞のネットニュースによれば、WHOがようやく新型肺炎で「緊急事態宣言」をしました。 WHOは加盟国の国民が不条理な死を迎えることがないように最善を尽くすべきなので、「緊急事態宣言」自体は歓迎すべきです。 日本だけでなく、とりわけ十分な医療体制が整えられない途上国で国民が不条理な死を迎えることがないように願うばかりです。 また日本のマスメディアでも新型肺炎とインフルエンザを比較するようになりました。 写真は本日(1月31日)の産経新聞朝刊です。 インフルエンザも考慮し、致死率は高くなくても感染者数が多いと死亡の絶対数が多くなることに関心が向けられるのはいいことです。 但し、インフルエンザには流行期がありますが、新型肺炎には流行期がない可能性があり、インフルエンザ以上に危険な面があります。 つまり、理想と現実の両立がますます困難になっています。 持久作戦には、マスクも食料も必要ですが、理想を堅持するための希望になるような事実(ニュース)も必要です!
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本日(1月31日)スマホのアプリ「百度(中国検索エンジン大手)」のニュース速報です。 新型肺炎は治癒した患者でも再度新型肺炎に感染するリスクがあり、治癒後も感染しないように注意が必要とのことです。 中国語ですが、詳細は原文をご参照ください。
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写真の新聞記事は本日(2月1日)の産経新聞朝刊からです。すでにネットニュースが流れていたので、ご存知の方も多いかと思います。 少々意外だったのは、WHOは1月31日に「非常事態宣言」を出す前から「新型肺炎」に注視していたはずなのにワクチン開発を促す目的で、できれば全加盟国、少なくても感染者を出している関連国に分離されたウイルスの提供をどうもしていなかったらしいことです。素人考えかもしれませんが、病気には薬が必要で、薬の開発にはどうもウイルスの場合、分離が必要なようなので、政府の垣根を越えて、国際機関にこそ真っ先にやってもらいたい役目なのではないかと思いました?! 色々な制約があって、実現できないのかもしれませんが、WHOがただ「新型肺炎」の国際的な蔓延を傍観していただけなのなら、非常に残念な気持ちになります。まだ「非常事態宣言」が出ていなかったからなのかもしれません。今からでもいいので、国際機関、関連国及び関連地域にはとにかく不条理な死を迎える方が1人でも少なくなるように誠実に最善を尽くしてもらいたいです。 いずれにせよ日本の国立研究機関が参戦してくれたことは、本当に頼もしい限りです! 日本国民の生命と健康を守るためなのか、それとも国際的な人道的見地、或いは両方なのかは、緊急時なので、とりあえるどれでもいいです。日本だけでなく、関連国、或いは関連地域の参戦に期待します。動機は国民の生命を守るためでもかまいません。でも、できれば「新型肺炎」という嵐に巻き込まれてしまった関連国、或いは関連地域は、同じ災厄に見舞われ、同じ船に乗る仲間として感染及び死亡を最小限にしてほしいです!
今回のまとめ:呉越同舟(中国語でも呉越同舟) 補足:文系でこれまで健康優良児であまり医者にお世話になっていないためもあり、実は”ウイルス分離成功”の見出しを見ても正直に言えば”?”でよく分かりませんでした。そのため学生に頃に読んだ漫画を拾い読みで再読し、WiKiでも少々調べました。Bacteriology(細菌学)とVirology(ウイルス学)は、学問的には細菌学にウイルス学が含まれたり、細菌学とウイルス学は別々とされることもあるようですが、分離や純粋培養によってウイルスや細菌を発見することが治療の第一歩となることが分かりました。感染症という見えない敵の補足がどんどん進展しているようです。今後、こういったニュースが増加することに期待します!
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上記のコンテンツはすでにご存じの方がいるかもしれません。 中国の微信で話題になっている子供にもわかりやすいように解説されたスマホ閲覧に対応したコンテンツです。 添付写真の【日本語抄訳】は下記の通りです。 千数百年に亘り、人類は(野生動物だった)鶏、家鴨、牛、羊を家畜化し、すでに数限りない恩恵を享受してきました。 しかし、千数百年も恩恵を享受したがゆえに一部の人は、これらに食べ飽きてしまい、新しい刺激を求め始めました。
一部の人は傷が治れば、その痛みを忘れてしまいました。 でも、それはどうでもいいです。 大自然はそれを覚えているのですから。 もし、また人類の聞き分けがよくないのなら、今回の教訓は決して最後ではありません。
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私の他にも何名か受け取っており、多くは予定日の29日に受領し、1日遅れが2名いました。3日も遅れたのは私だけなので、一般的ではなく、個別の事例かもしれません。この点にはあらかじめご注意ください。 私は現地にいるので、できるだけ見聞した事実を記録します。しかし、私の見聞は事実の断片にすぎません。
今回の戒め:You can not see the wood for the trees.(木のために森が見えない) |
本日(2月2日)の産経新聞朝刊です。「医療物資は、医療人員の武器であり、武器がなければ、戦えない!」最前線からの悲痛な叫びです。残念ながら、まだ最前線では【資料1】で紹介された物資不足が継続しています。
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明るいニュースです。次は中国農村を含む庶民でも使用しやすい安価なものも! |
最近は、Facebookでシンガポール政府の「健康な人はマスクをするな」が紹介されていました。 https://www.gov.sg/article/masking-up-how-and-when-you-should-do-it
第1を前提にすると中国人民のマスク着用は感染抑制のためには目的の半分しか満たしていないことになります。 第2は最前線に必要な医療用マスクの不足を招いているなら、喫緊の課題です。 特にいわゆるN95型や医療用の「マスク」は、健常者がしないように啓蒙することに賛成です。
今回のまとめ:〇〇政府の偉い方が率先して、健常者は「マスク」を着用しないを実践してくれれば、あるいは...。
補足:写真はネット検索したものですが、2017年4月8日に被災地の牛乳を試飲する〇〇国政府の首相です。
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昨日(2月2日)の産経新聞朝刊です。 日本の経済産業省は「価格は需給で決まるもの」と通販事業者や出品者に価格の適正化を要請することには後ろ向きだ。 私は経済学的に合理性があるので、上記を支持します。と言いますのは、経済学上は下記の3つが考えられるからです。
第1の需要量の抑制は、すでに支持を表明した健常者の医療用マスク不着用の啓蒙です。 第2の供給量の増加は、マスクメーカーに大量の注文が入り、すでにフル稼働が始まっていると思います。 第3の価格の上昇ですが、これは長期的な設備投資及びマスク生産への新規参入、同時に医療用マスクの価格上昇は一般市民が相対的に安価な一般マスクを使用するように促す効果が期待でき、啓蒙よりも即効性があります。 もちろん上記は「どれか」ではなく、「どれも」するのが最善です。但し、「どれも」する場合には、欠点があり、過剰投資により医療用マスクの過剰在庫が発生するかもしれません。その場合は、今度は逆に一般市民に「2度あることは3度ある」の販促キャッチフレーズとともに自然に価格が低下した医療用マスクを購入してもらうことを提案します。 この場合のマーケティングターゲットは中国のおばさんがお勧めです。彼女たちの購買力は過小評価できないからです。
今回のまとめ:政府には善意の寄付や支援物資の不正使用及び医療用マスク等の偽物販売の摘発に注力してもらいたいです!!!
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本日(2月3日)の産経新聞朝刊です。「無症状感染」をした人が街中を歩きまわってしまう可能性が指摘されています。 一方で【資料3】で「マスクは、感染者の飛沫防止には役立つが、健康な人の予防効果はない」を紹介しました。 通常、健常者かどうかの判断は本人ができます。しかし、「無症状感染」がある場合、健常者かどうかの判断が必ずしも本人でできないことになってしまいます。つまり、結論がほぼ180度変わり、下記になりそうです。
今回のまとめ:理性的に冷静に恐るべし「新型肺炎」。
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【資料3】は【資料6】も考慮して、理解するのが最善です。 シンガポール政府が1月29日に【資料3】を公表した際の感染状況は下記です。
自国ではまだ感染が7人で「無症状感染」を充分に認識していなかった可能性が高いです。 またシンガポールでも1月29日に在庫が枯渇してしまったのではないでしょうか? シンガポール政府が医療機関及び公務員のマスクを確保する観点からその他国民に”Do not wear a mask if you are well!”を提唱するのは理解できます。 シンガポール、香港及び中国大陸では、直面している問題の深刻度に相違があります。 何よりもシンガポールは中国大陸と地続きでないので、より理性的で冷静に対処できるのかもしれません。 但し、政治は結果が全てですから、シンガポール政府の判断が吉と出るか、凶と出るかはこれから分かります。
今回のまとめ:中国大陸との地理的距離は、長短どちらにもなり、政治的にも経済的にもバランス(中国語で中庸)が本当に難しそうだ! 補足:写真は中国の検索大手「百度」で取得した中国の地図です。単にシンガポール、香港及び中国大陸の地理的距離を示すためのもので、地図上の表記に他意はありません。
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数年前に「羅湖商業城」(写真参照)で眼鏡を買ったことがあります。深セン、又は香港に長期に居住したことがある方は1度は行ったことがあるかもしれません。2月1日にその眼鏡屋さんから微信に配信がありました(1枚目の写真参照)。
新たな需要に応じた商売に力を入れ始めたようです。しかし、2月4日に羅湖口岸が一時閉鎖されたので、香港からのお客は全く見込めなくなりました。それから、「羅湖商業城」は写真からも分かりますが、小さな店舗が非常に密集しているので、新型肺炎が収束しないと深センのお客から敬遠されそうです。いつか新型肺炎が収束したら、眼鏡の買い替えにまた行ってみようかと思っています。
今回のまとめ:中国商人は「転んでもただでは起きない」。「泣きっ面に蜂」でも負けるな(中国語で加油)! 補足:ゴーグルの写真は眼鏡屋さんが配信したものです。「羅湖商業城」の写真は中国大手検索「百度」の検索です。
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In view of the recent pneumonia epidemic caused by the new coronavirus infection, we put forward the following suggestions to all foreign friends in Shenzhen: reduce outdoor activities and pay attention to personal hygiene. Timely follow Wechat official account "Shenzhen release", "Shenzhen entry and exit" and follow Shenzhen government online English version. |
【中日抄訳】
それから、もし発熱や呼吸困難等の症状がある場合、随時病院にて医師の診断を受けてください。
深セン市公安局出入局管理局
今回のまとめ:深セン公布(中国語で深セン発布)は見つかりませんでした。 注記:1月24日14:59深セン当局のショートメール情報配信はご紹介したことがあります。
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http://www.hkcd.com/content/2020-02/05/content_1176966.html?from=singlemessage&isappinstalled=0 |
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すでにご覧になった方も多いと思いますが、中国で拡散している下記の動画をご紹介します。 「先ほど武漢が突然に宣言した!」(2月3日)
【日本語抄訳】 (中略) この潜伏期間10〜15日間を基準に推察すると2月8日の元宵節までが重要なウイルス防疫の分岐点になります。(現状の)感染状況から見れば、武漢以外の都市は各都市の抑制措置及び民衆の協力の程度により、集会が減少され、全ての武漢から出境した人の追跡とコントロールができ、更に新たな感染者が増加することがなければ「おめでとうございます」になり、あなたの居住都市は基本的に安全なのです。 しかし、あなたの居住都市の市民が根拠のない自信で、元宵節(まで)に新たな感染者を増加させてしまい、感染者が多数となれば、あなたの居住都市は次の封鎖都市になります。 国家はより厳しい措置をしなければならなくなります。これは必ず勝たなければならない困難な戦いなのです。 (省略)
今回のまとめ:中国人民だけでなく、世界中が収束を希望しています。
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大多数の中国人民の希望です。本日(2月6日)微信にて配信された投稿ですが、中国人民がおそらく10%未満のごく一部の方に対していだいている心境を象徴的に表現しています。 若干神経質になっている雰囲気が伝わるでしょうか? 社会全体が緊張しているのは、本日ご紹介した【資料7】もご参照いただければ、分かりやすいです。 昨日(2月5日)のマスク着用率100%で未だに時々あるタイプの投稿と言及しています。 大多数の中国人民の声として、ご紹介します。
今回のまとめ:社会が少々過剰なくらいに緊張しないと人口が多い中国ではなかなか徹底できないのかもしれません。
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マスク着用の是非に関する象徴的な動画です。一昨日(2月4日)微信にて配信された投稿ですが、皆さんは女性に対してどう思いますか? 私の意見は、2月3日に無症状感染と健常者にまとめてあります。
今回のまとめ:理性的で、冷静な判断をしているのはいったい誰なのでしょうか?! 補足:中国広東省の最新の規定(資料12)によれば、女性の方が規定違反になりそうです。
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1月25日に新型肺炎による医師の死去をご紹介しました。その後、中国でこの医師は62歳で耳鼻咽喉科だったことが報道されました。 昨晩(2月6日)は、武漢の30代医師も新型肺炎で死去してしまいました。中国語原文の見出しは、「新型肺炎の警鐘を鳴らした人 李文亮死去」です。 「武漢市中心医院医師の李文亮は新型肺炎にて2月6日に病死しました」と続きます。 李文亮医師が30代であることは、添付された身分証の写真から生年月日に198X年とあることから分かります。念のために補足しますと中国でも個人情報保護等を考慮し、一般的に身分証を公表しません。事実を伝えたいという気持ちから下記を残して、あえて公表しています。
李文亮医師は、診察中に新型肺炎に感染してしまいましたが、ブログに下記を記載しているそうです。
中国全国の医師に向かって何かメッセージは送っているのではないでしょうか?! 【資料1】でも登場する「逃亡兵(中国語で逃兵)」は、キーワードです。 中国医師の職業倫理をまた見ました。【資料1】に登場する武漢の呂医師(50代女性、消化内科主任)が心配です。 今回のまとめ:特に医療関係者の方々はくれぐれも新型肺炎の感染にご注意ください!
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諺に「虎は死して皮を留め、(中国語で豹死留皮)」とありますが、医師は死んでも記録を残すようです。職業倫理の高い医師が記録を残すのは、下記だと思います。
百度でネット検索をしてもなぜか見つかりませんでしたが、李文亮医師はブログに中国語で記録を残していたようです。本日すでにご紹介した記事にもその記録が記載されています。中国の記者の方もニュース価値が高いと判断して掲載したと思われます。率直に申し上げて医療関係の中日翻訳は日常ほとんどしませんので、誤訳してしまう可能性があります。しかしながら、よく分からない用語等に関しては原文も併記し、下記にポイントを翻訳します。
【日本語抄訳】 訓戒書に署名をしたが、特に仕事には実質的な影響はなかった。
以前、あの患者を診察した際に飛沫伝染(中国語で飛沫伝染)によって感染したようだ。あの患者が(1月)9日に発熱する前は私は特に防護をしていなかったからだ。なぜ診断報告書にSARSのコロナウイルスが検出と記載かされたと言えば、今回は新型ウイルスで、当時のデータベースではSARSだけが検査結果にもっとも符合していたからだ。 中略 ICUに入る前に1度核酸検査(中国語で核酸検測)をされたが、まだ検査結果が出ていなかった。治療を経て、最近また(核酸)検査が実施されたが、私の核酸は陰性(中国語で陰性)だった。しかし、依然として(私は)呼吸困難だし、動けなかった。 省略
今回のまとめ:日本では「無症状感染」や再検査後の陽性が問題になっています。李医師の記録が少しでも役立てば....。 補足:写真は記事に添付されていたMAPMI検査結果(臨床病原体スクリーニング結果)です。赤く囲まれた部分は画像がつぶれてしまい”SARSコロナウイルス”、と”46種の口腔/呼吸XXX菌”ぐらいしか読めません。記者の方はおそらくSARSコロナウイルスの表記があることを伝えたかったのではないかと推察します。
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明るいニュースです。有効な薬がないからこそ関係国が実践し、公表することで検証が進むからです! https://r.nikkei.com/article/DGXMZO55341640W0A200C2CC1000?n_cid=DSPRM1489 |
中国人民の希望です。2月7日9時半頃に中国人女性の方から微信で配信された投稿ですが、中国人民の気持ちを象徴的に表現しています。
すると当日12時前には、別の中国人女性の微信の配信に資料16「李文亮医師死去 中国平安(保険)が救助金50万元」が添付された投稿がありました。 さすが人民日報と中国政府です。中国人民の感情をよく理解しており、11:42配信のニュースですでに救助金50万元(日本円で約780万円)をすでに届けたと見られる記述があります。 また中国平安保険は、新型肺炎で障害、或いは不幸があったら医療従事者に最高50万元の救助金を支給し、更に医療従事者の家族に感染があり、同様になっても救助補償金として最高50万元を支払うことが記載されています。
今回のまとめ:少なくとも中国庶民にとって50万元は大金です。ここは素直に中国政府に一言”迅速な対応、お見事です”!
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上記はTVアニメ「Masterキートン(中国語で危険調査員)」Chapter 20の締めの対話です。中国大陸では動画サイトのbilibliで全39話が無料閲覧でき、日本語字幕版と中国語吹替版があります。個人的にはChapter 8 交渉人のルールもお勧めです。 特に自宅隔離でお時間があり、まだご覧になったことがない方はどうぞ。
今回のまとめ:最前線で奮闘するすべての医療関係者に改めて”ご自身の命も大切に”! |
資料1の冒頭にこんな一文があります。
【日本語訳】 50代のベテラン医師が感じた違和感は正しかったようです。 資料18で王医師が感染経路は、「接触感染」と「飛沫感染」だけでなく、「エアロゾル感染」もあるので、注意するように中国人民に注意喚起してくれました。(写真参照) 1月29日に紹介したこともある中国の著名呼吸病学専門家の鐘南山先生は、資料22でおそらく「エアロゾル感染」を考慮して下記の4つ、特に目、口、鼻から感染する危険性があり、依然としてマスク着用は有用であると分かりやすく説明しくれました。
庶民の生活を考慮した助言で、ウイルスは紫外線に弱いので、買い物をするのは晴れの日中が望ましいことにも言及しました。 つまり、12月25日前後に武漢のベテラン医師が感じた違和感の正体は、2月8日にようやく明らかになり、「空気感染」だった可能性があるのです。 もちろん「空気感染」するウイルスが空気中でどのくらい生存し、どのくらいの距離移動するのか等、まだまだ検証が必要です。 鐘南山先生もおっしゃっていますが、過度に怯えず、冷静に対処しなければなりません。
今回のまとめ:想定外の特性は「空気感染」の他にもあるのでは...?
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資料22(6:00〜6:23)の事例紹介には、日本でも話題になっている「無症状感染」を示唆するものがあります。
【日本語抄訳】 この大学生は、これほど話題になっていたので、「新型肺炎」を知らなかったとは考えられません。自覚症状がなかったので、感染していないと思い、思いもかけず家族と親戚に感染させてしまったのでしょう。中国で感染がいまだに増加し続けている大きな原因の1つがこの「無症状感染」である可能性は高いです。 完全に推測になりますが、マスクをしていなかったので、「飛沫感染」で5人も感染させた可能性があります。もし、マスクをしていても5人感染したのなら、家族なので濃厚接触による「接触感染」、或いは新たに明らかになった「空気感染」だったのかもしれません。
今回のまとめ:今回の鐘南山先生のお話は分かりやすく、何度も聞くと中国人民への暖かなメッセージを感じます。
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資料22(5:19〜5:29)の事例紹介には、強い感染力を示唆するものもあります。
1月28日「アンナチュラル 第1話」と感染対策の添付資料には、感染力(患者1人から感染する人数)を1.4〜2.5人かと記載したものがあります。鐘南山先生は河南省事例で5人、安徽省合肥市事例で6人の感染を明言しています。これは明らかに当初考えられていた1.4〜2.5人よりも感染力が強い可能性があることを示唆しています。 また政府の調査であるビジネスマンの事例では接触者300人以上を調査したり、また別の感染地域から来たことを隠して外出を続けた不心得者の事例では、その不心得者のために100人が隔離されたことも紹介しています。 鐘南山先生が中国人民にリスクを提示し、注意を呼び掛けているのです。事例もいいものが選択されており、免疫力が比較的に高い若年者でも感染する可能性を示唆しています。根拠のない過信を戒めているようです。 それから、資料21には、患者1人から10人以上の医療従事者に感染の衝撃の記述があります。日本ではクルーズ船で感染者が多数出ている事例があります。もちろん日本にはバス運転手が感染した事例もあり、この事例では当初の予想にそった感染力1.4〜2.5人が妥当しそうです。 新型肺炎は、感染力1.4〜2.5人も感染力5〜6人もあるのですから、もはや資料21で紹介されているような感染力10人以上があってもそれほど衝撃ではありません。むしろ極めて強い感染力を前提にして、スーパースプレッター(Super Spreader)が存在すると前提したほうが、中国での感染状況をより合理的に説明できます。
今回のまとめ::多数の人命が損なわれた後にSuper Spreaderの存在が証明されても意味がありません!
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写真は2月7日にある中国ユーザーが微信に投稿した鐘南山先生のコメントです。赤線は私が追加しました。専門家の立場から中国人民が来週(2月10日)からの出勤準備が必要なことも考慮して2月7日には見解を発表したものだと思います。
個人的に上記のコメントは、事実だと思っています。2月9日に発表された資料22の内容とも整合性があります。 また資料22の「分岐点(中国語で拐点)はもうすぐやってくる(7:09)」からは、残念ながら2月9日夜の段階でもまだ十分にコントロールされていない事実を専門家が認めています。
今回のまとめ:鐘南山先生がいれば、中国大陸は収束できる希望があります! 果たして他の感染地域には鐘南山先生のような方がいるのでしょうか?
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資料22で医師の本分を取り戻した鐘南山先生は、「人命第一」の観点から大胆発言をしています。 下記の場所にはできるだけ行かないようにと中国人民に助言しています。
空気感染があり、密閉空間で感染リスクが高いことを前提にして上記を具体例としました。また食事から感染するケースもあるので、家族以外との食事を自粛するようにも言っているので、婉曲に(3)にもいかない方がいいとしています。同業者である大病院にも直言で、中国人民にできるだけ行かないようアドバイスしています。どうしても大病院に行くなら、病人だけでなく、付き添いもN95マスクのような医療用のマスク着用が望ましく、帰宅後は全身消毒するようにも言っています。これでまた医療用マスクは更に品薄になるかもしれませんが、私は鐘南山先生を支持します。 関連する事業を経営する方々は鐘南山先生の指摘に青ざめたかもしれません。外出自粛だけでも業績に打撃を受けているのに専門家から感染リスクがあると言われては、更に業績を悪化させる大打撃になるからです。
という批判を受けそうですが、医師である鐘南山先生は「人命第一」でいいのです。 中国経済の今後はそれこそ批判をする経営者の方々が自分の仕事として誠実に最善を尽くすべきことです。資料22からは、鐘南山先生の「人命第一」を貫こうする不退転の覚悟が伝わってくるようです。
今回のまとめ:鐘南山先生は、ためらいながらも誠実に最善を尽くしていると感じました。鐘南山先生がトップとして賢明な判断をしたかどうかは後世が評価してくれるでしょう!
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鐘南山先生の大胆発言はまだ続きます。
現金の代わりに微信に代表されるキャッシュレス決済を推奨しています。このようなアドバイスはウイルス感染症では前代未聞かもしれません。実は資料22では下記が推奨されています。
関連する事業を経営する方々は、思わぬ援軍に思わず笑みがこぼれたかもしれません。新型肺炎が短期的に中国経済に大打撃を与えることは、もはや不可避ですが、長期的に苦境をバネに新たな飛躍とできるかどうかは中国人民次第です。 蛇足になりますが、新型肺炎の対応としてもし本当に現金禁止が有効なら、中国以上に大打撃になるのは、むしろ日本かもしれません。日本はキャッシュレス決済がまだまだ普及していないので、現金が使用できなくなれば、社会が大混乱になるのは避けられません。新型肺炎について理解が深まるほどに日本で感染が広まらないように水際で防ぐことの重要性が際立ってきます。
今回のまとめ:現金による接触感染の感染リスクは未知数ですが、新型ウイルスの生命力が通常のものよりもかなり強いことが推察されます。
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1月28日にTBSドラマ「アンナチュラル」第1話をご紹介したことがあります。前回はふれませんでしたが、第1話のタイトルは「名前のない毒」です。第1話には今回もいわゆる新型肺炎を考察するヒントがありそうです。
ドラマで〇〇は毒物ですが、武漢で〇〇は「病毒」だったのかもしれません。「病毒」は中国語で、日本語ではウイルスです。 資料15から新型肺炎に警鐘を鳴らした李文亮医師は臨床検査技師から報告書を受け取ったことが推察されます。 (2019年)12月30日私はある患者の診断報告書を受け取った。書類には”SARSコロナウイルスに対する極めて高い信用度の陽性指標(中国語でSARS冠状病毒高置信度陽性指標)”が検出されたと記載されていた。 医学的な対応として適当であったかどうかは、専門家の方にお任せしますが、李文亮医師の対応は方法論として大きな過失があったとは思えません。むしろCOVID-19に戦慄を感じるのは、SARSに極めて似ているが、全く別の特性を持っており、SARSの対策をしてCOVID-19に近づく医師に感染し、場合によっては死に至らしめる点です。COVID-19は、近づくものを惑わし、罠に陥れるような特性まで持ち合わせているようです。
今回のまとめ:特に中国では、かつて悪戦苦闘しながらSARSを収束させた成功体験があります。
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東莞は感染者が深センと広州に比べて少なく、相対的に人口密度も高くないこともあり、当局の事前審査をパスして2月10日から中国式仕事始めをされている日系企業さんがあります。東莞も深センと同様に出稼ぎ者が多い地域なので、人手は充分でないようです。例年でも春節明けは、フル操業できませんが、新型肺炎(COVID-19)がありますので、当面は人手不足にもメリットがありそうです。もちろんワーカーさんの感染リスクがありますので、早期の操業再開が吉となるか、凶となるかはまだ分かりません。
以前にふれたことがあるかもしれませんが、私の微信には400名以上が登録されています。2月13日現在では449人です。半数以上が仕事で名刺交換をしたことがある中国人の方です。写真は昨日(2月12日)が中国式仕事始めだった方々です。例年ですとほぼ同日からの仕事始めなので配信は10以上になりますが、今年はやはり特別で個人的には少ないという印象です。但し、風評を恐れて、今年は敢えて微信に投稿していないのかもしれません。通常、1年の仕事始めなので、中国の習慣上、おめでたい言葉や明るい表情マークだけになるのですが、一部にそうでないものもあります。中国人サラリーマンの複雑な心境が伝わるでしょうか? 実は弊社も一部社員の中国式仕事始めは昨日(2月12日)でした。お客様の業務を代行するサービスがありますので、お客様が中国式仕事始めになれば、一部社員はどうしても出社せざるをえなくなります。もちろん一昨日(2月11日)に中央政府から地方当局に対して事前審査等で企業の再開を妨げてはならないとのお達し(資料23参照)があったので、この影響も大きいです。中央政府はようやく決心をして業務再開(中国語で復産復工)に大きく舵を切りました。地方当局としては中央政府のお墨付きをもらったので、責任問題にならずに済んだことでしょう。 ちなみに私は昨日も今日も在宅勤務です。営業なので、お客様の日本人も基本的に在宅勤務、或いはそもそも中国大陸にいらっしゃらないからです。会社のグループチャットからは他にも業務上出社の必要がない社員は在宅勤務であることが分かります。昨日から出勤している社員は未婚者です。おそらく深セン出稼ぎ組で、家族は地元で、深セン自宅に1人住まいのはずです。
今回のまとめ:家族にも会社にも誠実に最善を尽くすには、...? 中国在住のサラリーマンの苦悩は続きます!
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写真は本日(2月13日10時49分)の感染者数や死亡者数です。
急増したので、ビックリしました!念のため、別のネット情報も確認しましたが、ほぼ同じ数字で間違えないようです。主に湖北省が増加したようで、幸い深センと広州が急増したわけでありません。背景については別途とします。
今回のまとめ:感染者が多くない地域の中国式仕事始めに影響しそうです! |
充分に理解できない部分もありますが、最前線の現場の状況も考慮し、公表数字がより感染実態に近づくものと理解しました。湖北省当局は、誠実に最善を尽くしていると感じました。冷静に現実を受け入れます。 |
昨日(2月14日)まではお客様が配慮してくれたこともありますが、在宅勤務で業務上は基本的に問題がありませんでした。 しかし、業務上の必要がある一部同僚は2月12日から出社しており、会社としても当局の許可が得られたので、昨日(2月14日)から正式な業務再開になりました。 深センは、来週月曜日(2月17日)から業務再開する企業が少なくないようで、深センの感染状況に大きな変化がなければ、私も出社することになります。 幸い会社は通勤ラッシュを避けられる措置として当面は午前9時半から午後は17時までの6時間半勤務(昼休み1時間)を実施してくれており、小さい会社ながら、柔軟にできる対応をしてくれているのには大変ありがたいと思っています。 前置きが長くなりましたが、現在人生で初めて「自家用車」購入を検討しています。 会社はマスク支給や消毒で対策をしてくれているので、相対的には安心感があるのですが、どうしても公共交通機関に不安があるからです。 深セン地下鉄は、2月17日からの本格的な企業の業務再開(中国語で復産復工)に備えて急遽明日(2月16日)から「実名制乗車」を実施することを昨日発表していますが、それでも正直不安が残ります。 中国でも都市部の公共交通機関は、発展しているので、自宅を地下鉄駅の最寄りにすれば、自家用車は必要ないと考えていました。 しかし、COVID-19(新型肺炎)の感染拡散によって私のこれまでの常識は覆されてしまったのです。 現在は、利用できれば、来週タクシー通勤をしようかと思っています。 費用はかかりますが、安全面を考えるとタクシーの方が公共交通機関(地下鉄)よりはましだという判断です。 中国在住のサラリーマンの苦肉の策をご紹介しました! ちなみに写真は、自家用車出勤組の微信投稿です。 おそらく普段は渋滞で通勤に1時間かかっていたのに昨日(2月14日)は20分に短縮されたと記載されています。 COVID-19(新型肺炎)の感染拡散は、必ずしも悪いことだけではなく、特定の条件を満たせば、メリットが得られる場合もあるという一例です。
今回のまとめ:自動車業界の方に朗報かもしれません。持久作戦になった場合、自家用車の需要が増加するかもしれません。自動車の開発には数年かかるらしいので、素人考えかもしれませんが、個人的にはCOVID-19(新型肺炎)に対応した自家用車がほしいです。機密性が高く、ワンボタンで体に無害な消毒液がミストとして噴霧されるようなもの、或いはCOVID-19は換気が重要らしいので、逆にフロント以外のガラスが自由に開閉でき、同時にガラスを閉めた場合に機密性の高い自動車がほしいです。提案があれば、真剣に購入を検討します。個人ユーザーだけでなく、タクシー業界にも需要がありそうなので、日系でも中国系でもどこでもいいので、ぜひお願いします! |
写真は2020年2月6日に中国税務当局が施行した公告です。赤線部分の日本語訳は下記の通りです。
【日本語訳】 中国政府はこれら「困難業界」を含め、中国経済を1日でも早く、COVID-19(新型肺炎)が拡散する前の水準に回復させるべく、矢継ぎ早に関連政策を施行しています。今回のCOVID-19(新型肺炎)収束がいつになるのか、現段階では誰にも分かりません。 2002年11月に拡散が始まったSARSは、2003年7月5日に約9ヶ月で封じ込め成功がWHOによって公表されました。今回もおそらくWHOの判断が1つの区切りにはなるでしょう。 しかしながら、「困難業界」にとっては、その区切りでようやく業務再開が本格化できることになるのでしょう。風聞との戦いもあるでしょうし、「困難業界」の方々も含めて拡散する前の水準に回復するまでに一体どのくらいの時間が必要なのか、現段階では本当に誰にも分かりません。
今回のまとめ:「困難業界」も含めれば、持久作戦は本当にまだ序盤戦です! |
写真は深セン市公安局ホームページと2月18日の微信投稿です。深セン市公安局のものは昔からなじみのもので、「来れば、(あなたも)深セン市民!」のスローガンです。現在は市外からの入境を厳しく管理しているので、スローガンがなくなっているかもしれないと思ったのですが、2月21日現在掲載中でした。個人的にはぜひこのまま掲載を続けてもらい、深セン精神を堅持してもらいたいです。微信投稿の日本語訳は下記の通りです。
蛇足ながら、最後の一文の個人的な解釈をご紹介するとおそらく私と同じ営業の方でユーモアも交えてもうしばらくお待ちくださいと顧客にメッセージを発しています。総合して考察するとおそらくまだ在宅勤務中でこれから出勤勤務になるのか、或いは出勤勤務はしているが商品の仕入れや発送がまだできないといった状態のようです。いずれにしてもお客様への商品提供等がもうすぐ始まるといったような状況が推察されます。忙しいかどうかは業種によるかもしれませんが、業務再開して多忙であることを肯定的に捉えているようです。もちろん上司や同僚にも見られることが意識されています。それでもとにかく仕事が正常化してくれないと日常を取り戻すことができないので、業務再開を歓迎するという深センサラリーマンの率直な気持ちが感じられます。おそらく多数の深センサラリーマンの気持ちを象徴していると思いますので、ご紹介しました。 ここにも「個人がためらいながらも誠実に最善を尽くす」姿があります。
今回のまとめ:自戒も込めて再度(サラリーマンとして)”自分にできることをやる!”です! |
2月7日の「2月6日武漢の30代医師も新型肺炎で死去! その3 医師は記録を残す」で紹介した李文亮医師からの宿題が解決されたようです。日本語抄訳には下記の1文がありました。
上記に関する1つの仮説を武漢大学の張笑春教授が提示してくれました。李文亮医師の感染を確認するために実施していたと思われる核酸検査には信頼性問題が存在していたようなのです。
2月13日に「専門家解説:湖北省はなぜ1日の感染が1万以上になったのか? 臨床診断病例とは何か?」があったこととも符合しています。
今回のまとめ:より敵が補足しやすくなったので、これが本格的な反撃のきっかけになるのでは、....!
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【日本語抄訳】 2月3日午前10時過ぎに張笑春教授は、上記を微信に投稿した。これが公開で核酸検査の信頼問題に疑義を呈した最初である。当時、核酸検査は新型肺炎の感染を確定する唯一の根拠でした。しかしながら、核酸検査は偽陰性率が比較的高く、多数の感染の疑いがある人々を適宜治療できなかった。 中略 当初、湖北省で核酸検査を実施できるのは、ごく僅かな機構だけだった。張笑春教授は(立場上)これらの資料に触れられなかった。(武漢大学)中南病院は専門家を組織して診療規範を書くことになり、張笑春教授は影像学の部分を執筆した。この際に張笑春教授は核酸検査のデータに触れることができた。彼女は驚くべきことを発見した。多くの患者で核酸検査の結果とCT(検査)が一致していなかったからだ。 1月中旬に核酸検査権が医院に移譲され、追跡できるサンプルが更に多くなった。張笑春教授は患者がCT(検査)をした状況を詳しく集計して、再度核酸検査の結果と逐次照合した。その結果、自分の以前の判断、つまり核酸検査に大量の「偽陰性」があることを証明した。 今回のまとめ:日本のプリンセスダイヤモンド号には核酸検査の偽陰性がなかったことを神仏に祈ることしかできません!
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【日本語抄訳】 張笑春教授は、権威に挑戦することがもたらす結果を想像した。 「しかし、両親、それから幾百と幾千の両親のような患者に勇気をもらいました。」 中略 翌日、張笑春教授は母親にCT検査を手配した。両方の肺にはそれぞれ狭い実変影(原文は一条狭狭的実変影)があった。父親には何も症状がなかったが、張笑春教授の強い勧めでCT検査もした。すると両方の肺の感染状況はより深刻だった。しかしながら、2人の老人の核酸検査はどちらも陰性だった。感染が確定できないので、自宅で隔離するしかなかった。 中略 両親の診察に付き添った際に張笑春教授は、病床が非常に不足していることを知った。全定点病院が患者で溢れており、核酸検査で陽性の患者ですら、適宜入院することが難しかったのである。(このような状況なので、)核酸検査で陰性だった患者には病床がなかった。その晩、張笑春教授は一睡もできなかった。並んで診察を待つ患者の手にはCT撮影があり、患者の表情に浮かぶ絶望が張笑春教授に痛みを与えた。 張笑春教授は、見知ったウイルスに侵された肺を一目で見分けることができたが、(当時の状況は核酸検査が唯一の感染確定だったので、)患者は感染かどうかを知ることができなかった。 「人命は天に関ること、私は呼掛けを決心した」。 今回のまとめ:張笑春教授もまたためらいながらも誠実に最善を尽くした個人です!
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【日本語抄訳】 2月初旬、武漢では連続5回発熱病院が徴用された。「両山」(訳者注:火神山医院と雷神山医院)も緊急建設中だが、それでも急速に増加する入院需要をまだ満足できなかった。もし、CT検査を診断基準として採用すれば、患者は更に増加し、医療資源の負荷が深刻になる。 張笑春医師は1月14日から事務室で寝泊まりしている。連続十数日間の残業と焦りで彼女の髪は大量に抜けた。 彼女はすぐにホテルや学校を徴用して、臨時の隔離場所に改造することを思い付いた。 このようにすることだけが短時間で可能な限り多くの病床を作り出すことができた。これは(2002年、或いは2003年の)SARSの時期に蓄積された経験で、すぐに新型肺炎の予防、治療に応用することができた。どのようにすれば、提案を政府に採用してもらえるのか? 張笑春教授はいろいろとよく考える時間がなく、直接的に微信に投稿するという”愚かな方法”を選択したと言った。張笑春教授にとって思いがけなかったことは、このメッセージが急速に注目され、多数の医師や友人が支持を表明したことだった。 張医師はCT室で患者の撮影を見ていた。 2月5日に国家衛生健委員会は第5版の新型肺炎診療方案を印刷配布した。CT撮影を湖北省に限って臨床診断基準にすると規定した。同時に武漢には早急にいくつかの「コンテナ型野戦病院」(訳者造語、添付写真参照)を建て、新型肺炎の軽症患者の収容と治療に用いた。 2月13日に湖北省は初めて臨床診断症例を報告データとして公表した。全省における1日の新型肺炎の感染増加が14,840例で、これにはCT検査を基準とした13,332例が含まれていた。 長江日報の記者の取材を受けた際に張笑春教授は「重大な危機に直面した際には、問題提起だけではなく、必ず建設的な意見を提案しなければならない」と述べ、「現在の方向性は正しいので、それほど長くならずに1つ1つの対策が整然と機能し、防疫抑制の効果が見られると信じるている。」(とも述べた)。 今回のまとめ:「コンテナ型野戦病院」は特に医療施設が限られるが、設置場所がある地方の感染患者の収容と治療に有効そうです! 重傷者は、既存の医療施設を用いて死亡しないように最善を尽くしてもらい、軽症者には申し訳ないが「コンテナ型野戦病院」で我慢してもらい、同時に隔離されることで、感染蔓延の抑止になります。
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【日本語抄訳】 省略 2月14日に中南病院放射科で張笑春医師と同僚は新型肺炎における詳細なCT診断方案の制定を討論した。 張笑春教授は、直言はある種の貴重な品質で、特に時間、場所、状況に符合している場合に1分間ためらってしまえば、それは生命を代価としてしまうことがあるかもしれないと言った。 今回の件で同僚は、彼女に無条件の信頼と支持を与えた。王行環院長は「あなたは私の師であり、あなたの判断を信じ、万一の場合、責任は私が負う」と言った。映像科の徐海波主任は「心に重荷を背負うことはない」と彼女を慰めた。 SARSの痛みを経験した張笑春教授は、新型肺炎の深刻さをよりはっきりと認識している。彼女は、全く新しい未知の病気に直面した場合、医療関係者は必ず独立した思考を維持し、教科書や診療規範で頭を硬直させてはならないと思っている。 「業務に問題があることを発見したら、思い切って言葉にしてもらい、業務が修正される機会が与えられるようにする。」 張笑春教授は、病魔との戦いの中とは、医療関係者が病気に対する認識を徐々に深めていく過程だと告白した。最初は浅薄かもしれず、提起される観点は唐突になるかもしれない。(しかし、)実践経験の積み重ねによって、眼前の認識は徐々に修正されていく。 どうか皆さん、寛容で、あまり厳しく責任を追求しないでいただきたい、(そうしていただくことで、)医療関係者はやっと大胆に本当の考えを表明することできるからです。 今回のまとめ:専門家の諫言(直言)を採用する国としない国、最も悲惨なのは専門家の諫言に耳を貸さない国の庶民です!
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上記はTVアニメ「鋼の錬金術師FA(2009--2010年)」第49話と第50話のセリフ抜粋です。 中国大陸で以前は各種動画サイトで無料閲覧できましたが、現在は版権も厳しくなったようで、有料コンテンツとして閲覧できます。自宅隔離でお時間があり、まだご覧になったことがない方はどうぞ。 原作は漫画ですが、共通の敵を倒すために国境も越えて共同戦線を構築し、最終的には神にも匹敵する敵を倒すというのが非常に大雑把なストーリーです。理想論ですが、漫画の世界の夢物語として紹介します。 それから、このアニメは作中で戦争を大きなテーマとして取り上げています。Aは人気があるM大佐のセリフです。単に死ぬなというのではなく、「この戦いの後にもやるべき仕事があるから生き残れ」と言っています。 2月15日の時点で中国では亡くなった医療関係者は6名で、おそらくこれからも増えるでしょう。亡くなった医療関係者の方が、引き続き医療に従事することで救えたであろう生命まで考えると本当に残念な現状です。資料21で「医師は兵士、病院は戦場」(人民日報)が紹介され、武漢の病院がどのような戦場になったのかがデータで解説されています。 資料1から武漢の医療関係者の中には、突然に戦場のような医療現場に動員された方々が少なくなかったことが推察されます。日本の医療関係者の方々は、医療物資が十分かは分かりませんが、少なくても十分な準備の時間が与えられたと言えます。 一方、資料21を前提にすると2002年のSARSの修羅場を経験した香港の医療関係者がストで政府を動かしたこと(資料9と資料10を参照)が、どのような意味を持つのかは、後世がきっと公平に判断してくれるでしょう。話題が脱線してしまいましたが、日本の医療関係者にもCOVID-19(新型肺炎)の収束後にやっていただくべき仕事がたくさんあるはずです。 COVID-19(新型肺炎)の感染拡散でも日本は死者がでないことを期待していましたが、今ではそれはかなわぬ望みになりました。今期待しているのは、せめて日本の医療関係者からは死者がでないように最善を尽くしてもらいたいということです。もちろん日本の死者がこれ以上増えないように引き続き最善を尽くしてもらいたいのは言うまでもありません。 今回のまとめ:最前線で奮闘するすべての医療関係者に改めて”死なないで”! |
写真は昨日(2月27日)の中国ネットニュースです。
【日本語訳】 中国を代表する専門家として発生源が特定されていない段階で中国人に配慮してこのような発言になるのは理解できないわけではありません。専門家が科学者であるなら、自らの考えを明確にするために国外は考慮しないと宣言した上で個人的見解を述べるのも言論の自由の観点から一向に問題ありません。 しかしながら、ご本人も承認している通り、COVID-19(新型肺炎)がまず中国の特定地域で拡散してしまい、現在は中国国外のいくつかの国で正念場を迎えている段階での発言としては大変残念です。 個人的には現段階で国際的に説得力ゼロなので、中国国内向けの発言と分析します。中国メディアは、COVID-19の発生源に関して散発的な報道をしています。玉石混交ですが、共通しているのは、中国が発生源である前提です。おそらく政治的にこれを打ち消す必要があったのでしょう。 メディアによって報道されたニュースは専門家の発言の一部が切り取られてしまう可能性があります。よって、現時点でのこれ以上の推測を交えたコメントは控えます。 中国では今週(2月24日〜)からCOVID-19(新型肺炎)に関する報道の風向きが大きく変わりました。鐘南山先生の発言はこの傾向を象徴しています。COVID-19の特性を解明し、発生源を究明し、効果的な防疫体制を確立しなければなりません。でも、発生源の究明には非常に大きな困難がありそうです。 今回のまとめ:中国でCOVID-19収束後に鐘南山先生にぜひ孔子平和賞を!
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1枚目の写真は本日(2月28日)の産経新聞朝刊です。 「鐘南山先生は、中国政府による空前の防疫措置が国内の感染拡大を抑制したとの見方を示した」とあります。2枚目、3枚目、4枚目の写真は本日(2月28日11時30分)の「全国疫病地図:新型肺炎疫病随時追跡」です。中国国内の感染拡大を抑制しつつあることがデータでも裏付けられます。正確には湖北省以外の中国国内の感染拡大を抑制しつつあると言えます。 一方で表題には中国「4月末には封じ込め」とあります。データを考慮すると湖北省も含めて4月末までに中国は感染拡大を抑制できる見込みと理解しました。百度百科によれば、中国と湖北省の人口は下記の通りです。
計算を簡便にするために湖北省を6,000万人、中国を14億とします。 (B)から(A)を引けば、湖北省以外の中国人口が約13.4億人と言えます。 つまり、中国政府による空前の防疫措置で約13.4億人の居住エリアで感染拡大が抑制されつつあるのです。 もちろん中国政府による空前の防疫措置でも約6,000万人が居住する湖北省では感染拡大が依然として抑制されていないことになります。 中国政府による空前の防疫措置でも湖北省では毎日数十人が死亡していますが、もはや中国人民はこの程度の死亡に慣れてしまい、あまり話題にもならなくなっています。 これは中央政府が強力に推進する業務再開(中国語で復産復工)と無縁ではありません。 中国では「人命第一」から「経済第一」に舵が切られました。 「経済第一」で本当に中国が「4月末には封じ込め」できるかどうかは大きな賭けになります。
今回のまとめ:現在の中国は「経済 > 人命」です!
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写真は本日(2月28日)の産経新聞朝刊です。
日本でもようやく人命が優先されるようになりました。データ上では日本人8名が不条理な死を迎えしまったことになりますが、今後も発生するであろう不条理な死を減少させられる措置として歓迎します。 但し、現状の対応が十分であるかどうかについては引き続き再検討し、誠実に最善を尽くしてもらいたいです。最善を尽くす際に私は中国香港の対応が参考になると思っています。 香港は中国の一部ですが、中国との関係を維持しつつCOVID-19(新型肺炎)を抑制するために苦闘をしているからです。経済規模は大きく違いますが、経済が日本と同様に資本主義であることがポイントです。資本主義つながりではもちろん韓国や台湾もCOVID-19(新型肺炎)と奮闘しています。抑制に効果的であれば、これらの政府からも素直に学ぶべきなのは言うまでもありません。
今回のまとめ:現在の日本はようやく「経済 < 人命」に舵を切り始めました! |
写真は本日(2月28日)の産経新聞朝刊です。 正直に申し上げると韓国には注目していませんでした。 但し、中国の事例から日本と韓国の対応を比較すると韓国の方が現時点ではしっかりとした対応ができています。 武漢の失敗から学べば、初期対応で感染の検査基準を厳しくするのは武漢の二の舞になる可能性が高く、危険です。 公表感染数が実態を反映できないと国民に誤った情報を伝えてしまいます。 1月31日「次はぜひ発生源の特定を!」で指摘済みですが、”見えない分からないもの(敵)”は、まず見える化(可視化)が重要なのです。 繰り返しになりますが、感染症との戦いは、時間の問題なのです。 感染の実態を国民に周知できないと致命傷になりかねません。 このように考察すると日本は COVID-19(新型肺炎)と戦うためのスタートラインにすら立っていないように見えてしまいます。 新聞記事からの個人的判断になりますが、現時点の政府対策は下記の順位になります。
ぜひ外れてほしい予感ですが、1週間、2週間後により多くの感染増加と感染総数を計上しているのは韓国でない可能性が高いと思っています。 今回のまとめ:韓国の方が日本よりも人命優先のようです。韓国は「人命 > 経済」により大きく舵を切っているようです! |
写真は2月13日に会社の同僚が微信に投稿したものです。同僚にアルコールの取り扱いに注意させるために紹介したネットニュースです。
【日本語抄訳】 男性は35歳で、2人の男の子がおり、上は6歳、下は2歳です。もし、当時誰かが男性のマスクを取り払い、風通しのいい場所に男性を移動していれば、或いは異なった結果になったかもしれません。 警告:マスクにアルコールを噴霧してはいけません。84消毒液の主成分はNaClO(次亜塩素酸ナトリウム)です。アルコールと混ざるとCl2(塩素ガス)を生成します。Cl2(塩素ガス)は有毒の気体です。 COVID-19(新型肺炎)拡散時期は、互いに注意を促し、もしよろしければこのニュースを拡散させ、多くの人の目に留まるようにしてください。科学的な防疫にて2020年が無事に乗り越えられますように。 訳者注:文系なので、ネット検索で関連用語を調べました。アルコールは(中国語で酒精、英語でAlcohol)です。中国の84消毒液は、化学式からNaClO(次亜塩素酸ナトリウム)としました。日本ではミルトン、ブリーチ、ハリタ―といった商品名でなじみがあるものと同成分です。ちなみにブリーチ(Bleach)は英語で、漂白剤と訳されることもあります。私と同じ文系の方は、アルコールとブリーチ等はいわゆる「混ぜるな危険」の注意書きがあるものと同じとだけ覚えましょう。 このネットニュースを転送したお子さんがいる女性の同僚は、もちろんアルコールの取り扱い注意を促したかったのですが、同時にニュースには記載されていないある男性の奥さんが小さい2人の子を抱えて今後どのように生活するのかにも心配していました。 私はある男性の悲劇が本当かどうか分かりませんが、中国におけるCOVID-19の死亡統計に反映されない不条理な死が中国各地で発生していることは、間違えないと思っています。
今回のまとめ:COVID-19によって引き起こされた不条理な死 > COVID-19の死亡統計 |
写真は2月10日頃の会社のグループチャットです。 アルコールの取り扱いに注意させるために上海で発生した爆発事件を紹介しています。 上海のある家庭でアルコールを室内に噴霧してからエアコンのスイッチを入れたところ爆発したということです。29秒の火災動画もアップされていました。 もう1枚の写真は火災動画をキャプチャーしたものです。中国では2月上旬ごろにこのようなアルコールの不適切な使用による爆発や負傷がネットニュースで多数報道されました。日本でも同様な事例が発生する可能性があります。 くれぐれも注意してください! 負傷してもCOVID-19感染の危険があるかもしれないので、気軽に病院に行けないかもしれないのですから。 今回のまとめ:COVID-19によって引き起こされたこのような損害も含めたら一体どれだけの経済的損失になるのか見当もつきません! |
中国華南地区に居住する日本人グループチャットで無料配布されていました。 アルコールは燃えやすく、爆発しやすいので注意するよう教育する動画が2分40秒でまとめられています。 ポイントは下記の6点です。
繰り返しになりますが、中国の84消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)は、日本のミルトン、ブリーチ、ハリタ―といった商品名でなじみがあるものと同成分です。 今回のまとめ:スマホ閲覧に便利な縦型で撮影された動画は知識の共有が迅速に低コストで可能です! |
写真は昨日(3月1日)中国政府から発表されたものです。
【日本語抄訳】 文字通りに理解すると現段階で中国に滞在している日本人を含む外国人は、延長申請ができなかった場合でも2ヶ月自動的に延長処理をするので、居留期限が満期になってもオーバーステイとは見なされず、罰金等も発生しないと理解できます。但し、日本人のいわゆるノービザ渡航が含まれるのかどうか不明です。具体的に今後どのように処理されるのかは徐々に明らかになるでしょう。 多少の混乱はあるでしょうが、中国政府の思い切った対応は見事です!
今回のまとめ:果たして日本政府は日本在住の外国人に対してどのような対応ができるのでしょうか? |
アルコールの取扱注意を促す目的で、一昨日(2月29日)中国ネットニュースをTwitterとFacebookに投稿しました。 Facebookで火災動画はデマ(中国語で謡言)であることを指摘してもらえました。中国検索大手の百度で検索してみるとアルコールの爆発事件についてはたくさんのデマが飛び交っているようでした。指摘してもらった中国大手の「新浪」だけでなく、「網易」でもデマとしていました。 「新浪」では、(29秒の)動画は、江蘇省句容市維也納花園D棟1階のものであり、アルコールの爆発とは関係がないとのことでした。根拠となる動画がニュースと一致していないので、デマと判断します。 他にも類似のアルコールの爆発デマ関連の写真をご紹介しておきます。これらを閲覧して気づくことは、アルコールの不適切な取り扱いによる爆発の可能性自体は否定していないことです。いくつかのデマを紹介しているホームページでは改めてアルコールの不適切な取り扱いは、燃焼、或いは爆発の可能性があることを強調していました。 つまり、依然としてアルコールは取扱注意であり、燃焼、或いは爆発の可能性があると言っていいようです。もちろんデマの拡散は悪いことですが、アルコールの取り扱いに注意を促すことは悪くないと思います。引用写真(29秒動画のキャプチャー)は不適切でしたが、引き続き、くれぐれも注意してください! 今回のまとめ:一般的な事件であれば、中国でもマスコミの自浄作用が機能して、デマが訂正されるのはいいことです! |
写真は昨日(3月2日)に微信に投稿されました。少数ですが、3月になってやっと中国式仕事始めになった人もいます。 居住マンションの1階はショッピングモールですが、まだ開店できていないお店が多数あります。昨日中国式仕事始めを確認できたのは、居住マンション1階の八百屋さんと床屋さんです。 髪が伸びているので、床屋さんで散髪をしたいのですが、どうするかは今思案中です。 今回のまとめ:中国ではようやく庶民の日常を取り戻すための戦いが始まりました! |
繰り返しになりますが、弊社は2月14日が中国式仕事始めでした。私自身は、営業で出勤の必要がなかったこともあり、先々週(2月17日)からが出勤再開になりました。当日の様子は2月17日「出勤再開の初日!」をご参照ください。今回はその後の概要をご紹介します。 先々週(2月17日の週)にもアポイントはありましたが、全てキャンセルになりました。先週(2月24日の週)も基本的には同様でしたが、結果的にはお客様2社が弊社にて打合せをしました。今週(3月2日の週)は、どうしても会員企業様をご訪問せざるを得ない業務もあり、お客様訪問を再開しました。しかしながら、現在でも基本的に手続き代行に関する外出は禁止のままです。 会社の業務は、短縮で6時間半勤務のためにかなり集中して処理しないと間に合わないくらいまでに回復してきました。弊社はコンサルティング会社なので、基本的には社員が出勤できれば、サービスの大半が提供可能です。サービス業ですが、対面でなくても提供可能なサービスが多いのが幸いしています。 ようやく3月2日に中国式仕事始めを開始できた会社さんに比べれば、今のところ非常に恵まれています。現状から判断すれば、2月14日に中国式仕事始めをした総経理の決断は、賭けに勝ったことになりそうです! 今回のまとめ:会社も政府も非常時にトップが「賢明な判断」をすることは困難です! |
本日(3月7日)の産経新聞に久しぶりに新型肺炎感染者が多い国・地域が掲載されました。米国の感染者が200人以上になった記事で比較対象としてデータが必要だったようです。 昨日(3月6日)日本は感染1,112人(うちクルーズ船696人)です。このデータはクルーズ船の内訳が明記されているので、特に問題ありません。 しかしながら、なぜか香港は106人なのに感染者が多い地域として取り上げられました! 私は3月6日「3月4日中国香港の感染者100人! その5 日本Bと比較」でクルーズ船を含む日本Bは3月4日の時点ですでに香港の約10倍の感染者であることを紹介しました。 下記の観点を総合的に評価して、香港は防疫対策で健闘しており、感染者が多い地域ではないという立場です。
何より香港の方が日本Bでは香港の10倍以上の感染者がいる日本のメディアから感染者が多い地域と指摘されれば、気分を害されるだろうと思いました。なぜなら、3月6日「3月4日中国香港の感染者100人! その4 日本Aと比較」で日本はクルーズ船を含めなければ、感染293人なのに中国では、韓国、イタリア、イラン及び日本が一括りで感染蔓延国とされていることを客観的ではないと指摘したことがあるからです。
これら4ヵ国の中で日本の人口が多いことも考慮されておらず、中国は非常に主観的であると指摘しました。 話を戻しますが、日本の産経新聞も主観的です。なぜなら、感染者数だけなら、写真青枠の4ヵ国は香港よりも感染者数が多いからです(添付写真青枠参照)。
新聞なので、掲載スペースの問題なら、WHO(世界保健機構)の本部があるスイスを多い国にすればよかったと思いました。中国も日本もメディアは必ずしも客観的に評価しないようです。 では、香港よりも感染が多い欧州の国々を取り上げずになぜ香港を取り上げるのでしょうか? 好意的に理解すれば、欧州よりも日本に近く、日本人の往来が多いからかもしれません。隣国は良くも悪くもメディアからの関心が高いのでしょう。 このように考察すると中国メディアから日本が感染蔓延国として扱われてしまうのは関心の高さゆえなのかもしれません。もちろん中国に居住する身とすれば、日本が感染蔓延国と見なされることは、自分だけでなく、中国に居住する日本人のリスク向上につながりかねないので、反対なのは言うまでもありません。 なお、産経新聞記事で香港感染が106人なのに中国データで107人なのは産経新聞が昨日のデータで、中国データが3月7日午前6時6分のデータだからです。
今回のまとめ:言論は自由なので、主観的な意見も問題ありません。しかし、メディアには公平な報道を期待したいです。 |
3月5日「3月4日中国香港の感染者100人! その3 マカオと比較」で香港とマカオを比較しました。その際にはまだ「感染>治癒」でしたが、本日「感染=治癒」を確認しました。仮に「感染=治癒」を封込と定義すれば、中国ではチベット、青海省に次ぐ3番目になります。 初期対応は、発源地と非発源地で異なりますが、一般的には下記の流れになりそうです。
つまり、マカオは感染増加がなくなった収束を経て、本日「感染=治癒」で封込に至りました。しかし、マカオが隣接する香港を含む広東省、或いは湖北省を含む中国大陸では収束しつつありますが、まだ拡散中です! よって、封込になったマカオでも戦いは継続しています。すでにカジノを再開しているようですが、再び(1)拡散の振出しに戻される可能性がないとは言えない状況なのです。中国全土で封込になるまでは、以前のように安心してカジノと観光を楽しめないでしょうし、世界各国からの観光客も戻ってきてはくれないでしょう! 今回のまとめ:マカオがこのまま封込を継続できるかどうかは我々の日常を取り戻す戦いの指針になります! |
非発源地である日本は初期対応として水際対策をしましたが、残念ながら充分ではありませんでした。中国は感染拡散で全ての直轄市、省、自治区及び特別行政区で感染が確認されました。 現在中国は公式発表で湖北省以外の多数地域で感染増加がなくなり、チベット、青海省、マカオのように封込に成功した地域が出てきました。 日本では中国で発生した感染拡散が再演されています。 2月25日日本Aの感染160人の際、感染10名以上は東京、北海道、千葉、神奈川、愛知、和歌山で感染ゼロの県が多数でした(写真参照)。 約10日後、昨日(3月6日)日本Aの感染416人では、感染ゼロの県が少数になりました(写真参照)。 もはや新型肺炎の感染拡散が全都道府県に至るのは避けられないでしょう! それはまるで水面に落とされた数滴の朱墨が徐々に水を染め上げていくようです。
今回のまとめ:3月8日までは日本に引き続き朱墨が落とされる可能性があります。 |
現在の日本はまるで1カ月前の香港のようです! 香港イミグレーションは、1月24日から現在までの香港出入境者数を公表しています。1月24日から2月8日までの香港入境旅客総数と中国大陸旅客数を図表にしました。 14日間の強制検疫(隔離)発表から実施までに駆け込みで入境者が増加し、中国大陸入境者が香港入境旅客総数に占める割合も高くなりました。「3月4日中国香港の感染者100人! その1 シンガポールと比較」の香港感染数グラフを再掲します。 関心がある方は、香港入境旅客総数及び中国大陸旅客数が、香港感染数にどのような影響があったのかぜひ検討してみてください! 蛇足になりますが、データで見ると一時閉鎖がどれほど大きな影響を香港入境旅客総数に与えたかが分かります。一時閉鎖が実施される前には20万人前後だったものが、10分の1の2万前後にまで激減しています。 香港でインバウンドに関連していた業界(交通運輸、飲食、宿泊及び旅行)は、単純計算で関連顧客が一気に10分の1になってしまったようです!
今回のまとめ:日本の一時閉鎖は、1カ月前の香港の措置に似ていますが、現在は世界で感染が拡散中です。 |
2月9日「閉鎖を選択した香港政府! 10〜15日間」における指摘をデータで再確認します。表4の香港入境旅客総数と中国大陸旅客数の増加は「駆け込み」(効果)の影響です。表5の深セン湾口岸における増加は、羅湖口岸等の閉鎖による代替、或いは「集中」の影響があります。 つまり、「駆け込み」と「集中」のために深セン湾口岸で下記の混雑が発生しました。
2月4日から2月7日までの深センの感染者数は下記でした。
このように感染拡散期には感染を抑制するために実施した対策によって逆に混雑が発生します。特定の時間と場所で発生する混雑は、一時的に感染リスクを非常に高めます。
今回のまとめ:このような現象は今後日本でも発生しますので、各自が冷静に判断して、回避してください! |
昨日(3月8日)日本Aの感染461人で発表されました。中国の海外感染順位表が大きく変わり、グラフがどうなるのかに注目していました。 なぜ急に日本Aになったのかあれこれ中国の都合を考察しましたが、本日クルーズ船を含む日本Bの感染1,190人に戻っていました。
今回のまとめ:発表者が日本の感染にクルーズ船が含まれることは認識しているようです! |
写真は昨日(3月8日)の中国公表データを根拠にした感染地図です。日本の都道府県だけでなく、世界各国でも拡散中です!まるで水面に落とされた朱墨が広がるようです。 中国公表データで北朝鮮他いくつかの国が感染ゼロです。台湾は感染45人なのに感染10,000人以上の真っ赤なのが気の毒です! |
「感染=治癒+死亡」も封込とすれば、中国で福建省は4番目です。福建は沿海の省で最も早い封込です。 人口は約4,000万人、台湾の対岸です。新型肺炎は死亡1人なのにホテル倒壊で死亡10人は残念です。
今回のまとめ:もちろん福建の戦いはまだ続きます! |
本日安徽と新疆でも「感染=治癒+死亡」を確認しました。中国で安徽と新疆は5番目です。安徽省は湖北省に隣接する省で最も早い封込です。 人口は安徽が約6,300万人、新疆が約2,500万人です。
今回のまとめ:もちろん安徽と新疆の戦いはまだ続きます! |
昨日東莞市の累計感染者が100人になりました。中国のネットニュースによれば、東莞では初めて海外(スペイン)から帰国した方の事例です。 東莞は、深セン419人と広州347人に挟まれている中で健闘しています。深センは全10区で感染が確認されていますが、東莞は感染ゼロの鎮がいくつかあります。 東莞の感染が多い鎮は、ほぼ深センに隣接しているのが特徴的です!
今回のまとめ:多数のお客様がいらっしゃるので、東莞でも1日も早い封込に期待します! |
深センは1月30日頃に累計感染者が100名以上になりました。1月29日から深センの感染を毎日メモしています。1月29日57人、1月30日80人、1月31日98人、2月1日170人の記録があります。基本的に朝メモをしていたので、深センは1月31日には100名を超えたと推測できます。 本日(3月10日)は419人で深セン市内の状況は写真の通りです。会社と自宅があるのが福田区(感染83人)です。深センで一番感染が多いのが深セン湾口岸がある南山区(感染87人)です。
今回のまとめ:昨日増加した東莞の100人目感染事例は、マスク着用でしたが、スペイン→香港空港→深セン湾口岸→東莞自宅のルートで帰国したようです。 |
日本は一昨日から隔離をスタートしましたが、中国も香港もまだ部分的にしか隔離を実施していません。
今回のまとめ:過去14日以内の北海道訪問滞在歴の確認がどのようになされるのかまだ分かりません! |
日本も中国も香港も入境者を歓迎していないことが分かります。3月は日本と中国と香港の「人」の動きがほぼ止まってしまいます。
今回のまとめ:中国大陸→香港→日本の移動は約1ヶ月かかることになりますが、実際はどうかよく分かりません? |
上記を前提にすると香港→日本は隔離ですが、香港→中国は隔離させない可能性があります! 例えば、香港就労ビザ保持者の方がずっと香港に滞在していたケース等です。但し、中国→香港(D)は、強制検疫14日間です!
今回のまとめ:中国(広東省)と香港の入境制限が更に緩和されれば、日中(港)ビジネス再開を本格化する際に香港が重要な役割を果たせそうです! |
中国でも少しずつメディアで新型肺炎の「後遺症(発生)率」、或いは「障害(発生)率」が報道されるようになってきました。
【日本語抄訳】 3月2日:「簡単に言えば、もしあなたが軽症(の新型肺炎)で、普通型患者なら治癒後に後遺症はありません。重症、危重症なら最後の回復過程で肺の繊維化が残されるかもしれない。肺の繊維化が一定期間存在するかもしれないし、一部の患者は一生回復しない可能性もある。」 3月12日:「新型肺炎は肺と免疫系統に損害を与えることを主とするが、理論上は睾丸にも損害を与える可能性がある。」 3月5日の産経新聞記事は、3月4日中国国家衛生健康委員会の発表を紹介したものです。すべての記事に共通するのは後遺症の発生自体は否定していないことです。 中国では新型肺炎の累計治癒が3月12日現在で62,913人で、ずっと増加しています。よって、事例の増加に応じて後遺症に対する見解が徐々に変化すること自体は合理的です。また現在は、中国だけでなく、先進資本主義国でも新型肺炎が拡散しています。これから徐々に「後遺症発生率」は明らかになっていくでしょう! 現段階の中国メディア報道から分かるのは下記です。
今回のまとめ:新型肺炎は、肺、心臓、脳だけでなく、睾丸にも後遺症が発生する可能性があるようです! |
江西でも「感染=治癒+死亡」を確認しました。中国で江西は7番目です。 湖北省に隣接する省で安徽に続いて2省目です。江西の人口は約4,600万人です。
今回のまとめ:江西の戦いはまだ続きます! |
1月24日から3月12日までの香港入境旅客総数と香港空港入境旅客数を図にしました。一時閉鎖が実施される前には20万人前後だったものが、10分の1の2万前後にまで激減したままです! また2月8日以降は、主な香港への入境方法が飛行機になっています。
今回のまとめ:当該期間の香港空港経由の香港入境者数の最大値はで67,494人(2月2日)、最小値は8,786人(3月12日)です! |
1月24日から3月12日までの香港入境中国大陸旅客者数を図にしました。1月24日から2月7日までは1日平均20,013人だったものが、2月8日から3月12日までは1日平均827人にまで激減しました! 20分の1になっていますので、中国大陸旅客者を主要顧客にしていたホテルやお店には大打撃です。 但し、香港一時閉鎖が目的の1つとしている中国大陸旅行者の入境制限は非常に効果的に実施できています。最近香港に入境する中国大陸旅行者は大半が香港空港からです。 世界各国に新型肺炎が拡散し、中国人が香港に戻ってきていることが考えられます。または3月10日「1月31日頃に広東省深セン市の感染者100人!」で取り上げましたが、香港空港経由で戻ってくる広東省出身の中国人かもしれません。
今回のまとめ:中国華南地域のハブ空港である香港空港は依然として感染リスクが高く、香港の苦闘はまだ続きそうです! |
2月8日から3月12日までの深セン湾口岸入境者数を表5-2に整理しました。当該期間は1日平均1,277人、総計では43,416人です!14日間の隔離があるので、思っていたよりも多くの香港入境者が意外でした。 3月12日から14日間は23,670人の入境です。つまり、深セン湾口岸からの入境者だけで3月12日現在で23,670人も隔離中のはずです。
今回のまとめ:ホテル、或いは空きマンション等を利用するにしても隔離とその管理には非常にコストがかかります! |
中国で山西、湖南省、重慶市、雲南省、江蘇省は8番目です。湖北省に隣接する省で湖南は3省目です。重慶市も湖北省に隣接しています。 山西と江蘇は死亡ゼロでの封込です!中国国内では封込ラッシュが始まったようです。
今回のまとめ:山西、湖南、重慶、雲南、江蘇の戦いはまだ続きます! |
中国で吉林省は13番目です。中国の東北地方で最初です。感染93人、死亡1人なので大健闘です。
今回のまとめ:吉林の戦いはまだ続きます! |
COVID-19(新型肺炎)は、世界で拡散し、ついに中国以外の感染者数が中国大陸のを超えました! 中国大陸は防疫対策の重点が海外からの逆輸入防止に移っています。 香港とマカオは、中国大陸だけでなく、海外からの拡散も防止するために迅速に反応しました。人口密度が高い香港とマカオは蔓延すれば、大変なことになるので、やむをえない措置です。 世界各国に在住する華僑や華人まで中国大陸、香港、マカオ及び台湾に一時退避を始めたら、これら地域で拡散が再燃するリスクが高まります。
今回のまとめ:これら地域に居住する日本人にも大きな影響がありそうです! |
マカオ(澳門)は、3月7日に中国で3番目に封込をしました。残念ながら封込は約10日間だけで、3月17日に感染1人が出てしまいました。累計感染は11人です。 経済活動を再開すれば、人の往来があるので、このような事態は避けられません! 全世界で封込になるまでは、世界各国からの観光客も戻ってきてはくれないでしょうか?
今回のまとめ:二度あることは三度あると言いますが、マカオはこれから封込と再感染をいったい何度繰り返すのでしょうか? |
雲南は、一昨日に中国で8番目に封込をしたばかりでした。残念ながら封込は約2日間だけでした。雲南は感染の新規増加が海外からであることが分かります。 これまでは湖北省と隣接する省市のリスクに防疫の重点がありましたが、今後は海外と隣接する地区は逆輸入の防止に重点が移されていきそうです。 北京や上海や香港の逆輸入に中国メディアの関心が集まっていたようですが、それだけが逆輸入の経路でないことを象徴する事例として雲南は重要です。 個人的には逆輸入がどこからで、空路か陸路かにも関心があります。陸路なら雲南省が隣接する国々はあまり感染が拡散していないはずだからです。 逆輸入はPCR検査(核酸検査)を実施していないので、感染ゼロの国々の感染実態を明らかにするきっかけになるかもしれません。蛇足になりますが、そのうち吉林省でも再感染が報告されそうです!
今回のまとめ:封込の道のりは3歩進んで、2歩下がるような遅々とした歩みになるのかもしれません! |
本日(3月17日)「全国疫病地図:新型肺炎疫病随時追跡」メインデータの1つが変更されました。昨日まで「感染疑義者(中国語で現有疑似)」だったのものが、「境外輸入」に変更されました! 中国大陸における防疫対策の重点が国内から海外に変更されたことを象徴しています。文字通りに理解すれば、中国大陸は昨日(3月16日)感染増加が21人だったが、そのうち海外からが20人だったことを中国人民に伝えたいのだと思います。
今回のまとめ:本当に中国大陸の国内感染が昨日1人だけだったのでしょうか? |
写真は一昨日(3月16日)の日本の感染状況です。現在の日本は国内拡散から見れば、おそらく1月上旬から中旬の中国大陸です! 日本はクルーズ船を含まない日本Aでも感染818人、死亡24人で、1月24日に中国大陸は感染927人、死亡26人です。公表された感染と死亡から見れば、1月下旬の中国大陸です。 1月23日に湖北省武漢市が封鎖されたので、1月下旬に感染が中国国内に拡散したイメージを持っていました。しかしながら、改めて百度で調べてみると1月24日の時点ですでに青海省とチベット以外の全ての省で感染が確認されていました。日本の都道府県が現在徐々に拡散している状況と比較すると非常に対照的です。 また日本ではPCR検査(核酸検査)の検査体制を整えるだけでも数週間かかっているようですが、中国大陸では少なくとも1月下旬には中国全土で大規模なPCR検査を実施する体制がすでに整っていたようです。 ワクチンがない状況では、新型肺炎の拡散は、経済活動を強制的に制限し、大規模な隔離をすることによってしか制御できないはずです。だとした政策的に経済活動が強制的に制限しやすく、大規模な隔離を実施しやすい時期にすることは合理的なのかもしれません。 中国大陸は春節休み(中国における実質的な年度末)で、日本は春休み(日本における実質的な年度末)で、蔓延が本格化するのは偶然ではないのかもしれません!
今回のまとめ:中国も日本もよくも悪くも政府主導です! |
中国で浙江省温州市は14番目です。2月14日に日本外務省からレベル3に引き上げられた中国地域で最初です。人口925万人で短期間に感染504人、死亡1人だったので、人口規模を考慮した感染率では高めでした。 しかし、約1ヶ月で封込に至るのは、その後の防疫対策の徹底があったからでしょう。温州市の事例から学べるところがありそうです。現在は世界各国に拡散しているので、それどころではないでしょうが、温州市のレベルがいつ頃引き下げられるかに興味があります。
今回のまとめ:浙江省はまだ封込に至っていないので、温州の戦いはまだ続きます! |
本日(3月18日)台湾の累計感染者が100名になりました。 先週3月9日は感染45人、一昨日3月16日は感染59人でしたが、ここ数日で一気に増えました。死亡は1名だけなので、このまま低致死率を維持してもらいたいです。 中国大陸では海外からの逆輸入に防疫対策の重点が移っています。今週になってシンガポール、香港、マカオと台湾で増加中です。
今回のまとめ:台湾の戦いはまだ続きます! |
香港は中国大陸から一時閉鎖していましたが、現在は世界各国とも一時閉鎖をしなければならないほど追い詰められてしまいました。香港市民約748万人を感染から守るためにはやむを得ないですが、香港経済に想像を絶する悪影響があるでしょう! 今となっては広東省の感染が収束しつつあることが香港経済の希望です。
今回のまとめ:香港はCOVID-19(新型肺炎)との悪戦苦闘が始まりました! |
WTOのホームページでは2020年1月20日以降COVID-19(新型肺炎)の感染状況が英文にて毎日公表されています。 とりあえず、1月の中国大陸の感染状況を確認してみました。すると日本については下記のデータがありました。 日本の累計感染状況:1月20日1人、25日3人、27日4人、28日6人、29日7人、30日11人、31日14人 中国は1月20日291人なので、人数に違いがありますが、WTOの公表データ上では1月20日時点で中国も日本も当事者です。WTOの公表データで注意が必要なのは、台湾、香港、マカオは中国に含まれていることです。 話を3月16日の日本国内感染状況との比較に戻しますとWTOデータでは、感染分布も感染者数も1月23日と1月24日の中国大陸のものが非常に今の日本の状態に近いようです。中国では前回ご紹介したテンセントニュースで1月30日、WTOデータで1月31日に全省直轄市自治区で感染が確認されます。つまり、日本の現状が中国と同じような状況であるならば、来週には日本の全都道府県で感染が確認されることになります。 最後に前回引用したテンセントニュースの「新型肺炎疫病リアルタイム追跡」(中国語で新型冠状病毒肺炎 疫情実時追跡)の違和感について説明します。 「新型肺炎疫病リアルタイム追跡」を使用する前にこれまで中国発表データとして使用してきた「全国疫病地図:新型肺炎疫病随時追跡」のデータと比較し、ほぼ整合していることは確認しました。ちなみに「新型肺炎疫病リアルタイム追跡」は、基本的に一時期日本の一般紙である「産経新聞」が毎日発表していたデータと整合していたので、信憑性のあるデータとして使用してきました。 しかし、「新型肺炎疫病リアルタイム追跡」とWTOデータを比較すると特に中国国内の感染状況で大きな違いがあります。ここでのポイントは中国の事例から日本の今後を予想することなので、これ以上の考察は控えます。 海外の国際機関で公表されているデータと中国国内メディアが報道したものに発生している相違については検討課題の1つとします。
今回のまとめ:検査件数にもよるでしょうが、感染が数百人になると1,000人の大台を突破するのは非常に短期間です。 |
中国で天津は15番目です。中国の4直轄市では、重慶に次いで2番目です。残された北京と上海はもうしばらく時間がかかりそうです。 天津は北京と隣接していますので、気が抜けません。
今回のまとめ:天津の戦いはまだ続きます! |
中国で内モンゴルは16番目です。感染75人、死亡1名なので健闘しています。 これで現在感染数が108人の台湾より少ない中国国内の下記は全て封込をしています。 チベット、マカオ、青海、内モンゴル、寧夏、新疆ウイグル、吉林 残念ながらマカオは再度感染が確認されています。湖南省のように感染1,018人でも封込になっています。 中国大陸は封込(治癒)が早いように感じるのは気のせいでしょうか? 業務再開(中国語で復産復工)の焦りでなければいいのですが、...。
今回のまとめ:内モンゴルの戦いはまだ続きます! |
中国では移動記録の確認に携帯のGPSデータも活用しています。(写真1枚目参照)2月29日に「性悪説で移動記録確認! GPSビックデータを活用?!」で紹介済みですが、再掲します。 日本入境時の虚偽申告は、「3年以下の懲役、若しくは禁固、又は300万円以下の罰金」です。法規は必要ですが、それだけでは不十分です。 現在は世界各国で拡散しているので、任意、法律的に可能なら強制で携帯のGPSデータ活用を真剣に検討してほしいです!
今回のまとめ:各国が入境制限する時にこそ制限解除のための準備をすべきです! |
天津は一昨日に中国で15番目に封込をしたばかりでした。残念ながら封込は約1日だけで3月20日に逆輸入で感染1人が報道されました。
【日本語抄訳】
今回のまとめ:天津の戦いはまだまだ続きます! |
昨日も感染4人で現在は感染が7人も増加しました。福建は3月8日に封込をしていましたから、残念ながら封込は約10日間でした。 封込後の新規感染は、マカオ、雲南、天津に続いて4番目です。広東や福建は華僑の故郷と呼ばれているので、しばらくは逆輸入で感染が増加しそうです。
今回のまとめ:福建の戦いはまだまだ続きます! |
内田真人の本業は、中国広東省深セン市にある現地系コンサルティング会社の営業です。
中国華南地域におけるビジネスにおいて何かお困りのことがございましたら、下記の図1-1をスキャンしていただいて微信にて内田までお問合せいただくか、
中国携帯「136-9172-5593」にて内田までお電話ください!
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