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張 紀潯の「国際経済論」

科 目 名:国際経済論
配当年次:EB3、4年次
単 位 数:4単位
担当教員:張紀潯

  授業の目的・目標
   この授業の目的は、開発途上国が経済開発を押し進める上でどのような問題
  を抱え、そしてこれらの問題を解決するために何をどうすれば良いかを比較研
  究の手法で分析し研究することを目的とする。同時に開発途上国に対する先進
  工業国、中でも特に日本の経済協力のあり方について研究し新しい国際協力の
  道を探りたい。そのために一般理論のほかに発展途上国経済の実体についても、
  掘り下げて分析する。
前期講義スケジュール
項目  内 容 
世界経済の現状 世界経済と南北問題
開発とは何か 途上国の経済開発と貧困の構図
経済学と南北問題 南北問題に関する諸理論と学説
開発と人口問題(1) 過剰人口下のアジアの人口と経済発展
開発と人口問題(2) 中国の人口抑制政策と経済発展
開発と環境問題(1) 環境問題の含意と世界の環境問題
開発と環境問題(2) 工業化と公害、環境問題
農業発展のメカニズム 世界の農業問題をどうみるべきか
中国の農業開発 中国経済の二重構造と郷鎮企業の発展
10 食糧問題の行方 食糧問題の含意と南北の食糧問題の実体と問題点
11 エネルギー開発と資源 世界のエネルギー問題と資源開発
12 国際労働力移動 労働力移動の諸理論と現状分析
13 中国の人口移動 中国における人口移動の現段階と問題点

後期講義スケジュール
項目  内 容 
14 都市化とは何か 都市化の時代と都市化の問題
15 経済援助とODA 日本の開発援助とODA
16 開発と外国資本 日本対外投資の特徴とアジアの工業化
17 外向型経済発展戦略 中国の対外開放と発展メカニズム
18 世界貿易と中国 世界貿易の変化に見る中国の対外貿易
19 産業政策と技術導入 技術導入と技術開発をどう見るべきか
20 経済成長と産業構造 経済発展・産業構造と技術との相関関係を中心に
21 外資導入と経済発展 華南地域の外資導入と経済発展
22 中国とASEAN 転換するアジア経済と中国の対応
23 転換する社会主義 社会主義圏の経済発展と工業化
24 中台経済交流と問題点 海峡両岸政治、経済関係の変化と経済交流
25 アジアの局地経済圏 華南経済圏と東北アジア経済圏
26 アジア太平洋の時代 APECと中国

教 科 書:張紀潯中国経済のフロンティア』名著刊行会。
参考 文献:西川潤『世界経済入門』岩波書店。
      渡辺利夫『アジア経済をどう捉えるか』NHKブックス。
授業の方法:前期は教科書を使用しない。開発経済学の一般理論を紹介し、開発途
      上国が抱える諸問題を検討する。後期では、教科書を中心に発展途上
      国の代表である中国経済の諸問題を取り上げて検討する。
成績評価法:前期はレポート、後期は定期試験。出席は成績評価に反映する。
オフィスアワ- 予定
cf.張ゼミ通信PC課員は水曜日の午後3時以降に張研究室にいることが多い。
居   室:12号館2階 張助教授室

               1996年 城西大学経済学部 講義要覧 より


 このホームページの「張紀潯の国際経済論」は、張ゼミナールのゼミ通信部が、
部員のノートを元にして作成したものです。何らかの参考になればと思い掲載しま
しました。ですから、上記の講義要覧と下のリンクは必ずしも対応していません。
 なお、内容に関しては正確を期したつもりですが、誤りがあるかもしれません。
誤りに気がつけばその都度訂正するつもりでいます。ですから、加筆、修正等をこ
ちらの判断で行います。ご了承ください。

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